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ハセツネ2011完走記♪(後書き)

ども!ハセツネ完走記、後書きです(笑)

長らく放置してまして申し訳ございません。。ハセツネ後は六甲CB、九州家族旅行、大掃除と続いてまして…σ(^_^)

実は第1CPあたりまでは10月中、それ以降は飛ばし飛ばし書いてますんで記憶は曖昧。ご了承くださいませm(_ _)m

前書きで書いたけど、調整失敗したから、とかは絶対ないです。

ハセツネって自分vs自分だし、自分vsライバルだし、自分vs自然なワケで…言い訳抜きでその時の自分そのものなんすよね。フロックなんて存在しない。リアル自分。これがあんただよ、と告げられる恐怖。

その恐怖は強かった。

去年のハセツネ後、このハセツネを目標に走ってきた。12時間台ゴール。あわよくば12時間切り。なんの根拠もない憧れだけから立てた目標は自分をワクワクさせることどころか苛立ちにしか繋がらなかった。走れない自分、走れない環境、走れない…

そんな自分が嫌だった。

スタートラインに仲間が集まる。みんなそれぞれに期待と不安を抱えながら仲間との再会と、共にスタートラインに立てることを喜んだ。仲間といると嫌だった自分のことがちっぽけに思えた。

今、ここにいる幸せ。ここにいることは自分の意思だけど許してくれた家族のことを思うと感謝せずにいられなかった。

無事に帰りたい。正直、あのスタートラインではこう思っていた。レース1ヶ月前に50kmしか走らなかったことはない。

脚は最後までもつのか?

心臓は途中で止まらないだろうか?

急に天候が崩れ、疲労した体で対応出来るだろうか?

ネガティブなことばかり頭を過ぎったが、いつもどおり仲間の前ではポジティブでいられた。

荒れると予想された天気はスタート前に好転。じゃ、タイムは…なんて色気も出るが、気持ちは変わらなかった。

第3CPまで抑えに抑えるような展開をやってみよう、と。

スタートは中位から。ゲートを出るのに1分程かかったか。渋滞はイヤだから序盤だけ飛ばそうか、と思ったけどその気持ちを抑えた。今の力で突っ込むと去年の二の舞。冷静になり、橋の手前で止まりパックの中のポールの居所が悪かったのを直しやや後方からゆっくりいくことにした。

去年よりも早い段階で渋滞になったが全く焦らずこの状況を楽しんだ。

きっと、この判断は間違えてない。

今日の僕は弱すぎる。走りきるにはここはこのペースで丁度良い。

発電所横で少しバラけたけど全然走れる感じがしない。ゆっくりだし、上りでもないのに心拍数は180!ほんまかよ、って思いながらも更にペースを下げる。

今熊神社の急登もムリせずしっかり歩く。ふくらはぎを使わずケツの筋肉をフル活用して疲労軽減に努める。

少しでも上りが急になったり道が細くなると渋滞。入山峠の階段で5分以上待たされた。スゴい行列(笑)。最初のスタートダッシュの差だけで去年の位置取りとこうも違うのかと思った。スタートダッシュして、速い流れに乗って醍醐丸あたりまで走れたら少し楽になるのでそこで息を整えて第1CPからの上りを頑張ればそこそこ思ってるタイムでゴール出来るんだろうな、ってほんま他人ごとのように考えながら走ってた。

でも、この渋滞はこの日の僕にはありがたかった。すぐに上がりまくる心拍数を抑えられたし、大きく潰れることは無さそうだと感じた。

はせつね

はせつね2

思わず飛ばしたくなる下りパートもすぐにおとずれる急な上りに備え自重した。均すと同じだったりする。同じであれば可能な限り筋疲労が少ない走り方が良い。

去年ボロボロで止めたかった醍醐丸を少しの余裕を感じながら通過。

醍醐丸

去年は醍醐丸での声援が聞こえる一個手前の山の切り株に腰掛けて長いこと休憩してた。その後の生藤山を過ぎたベンチでも休んだし、、、それを思うと止まらずに景色を楽しむ余裕を持ちながら走れているのが不思議な感じだった。

はせつね3

生藤山を越えるとさすがに暗くなってきてハンドライトを出した。ハンドライトは腰のスパイベルトに入れていてすこぶる取り易かった。周りのランナーよりも10分は早めに点灯し、走れるトレイルを気持ちいいペースで駆け抜けた。それだけでも10人くらいはパスできた。

明るさは、武器だ。

暫くして第1CPの浅間山。大勢のランナーがワイワイと休んでいるがそのままスルー。休んでも補給は一切受けられない。

少しなだらかな所で一旦止まりパックからポールを取り出す。迷ったがポールを使うことにした。このハセツネでは無い方が速く走れそうだけど練習不足の脚ではいつ動かなくなるか分からなかったし、何よりただ何のスキルも得ることなくこのハセツネを終わらせたくなかった。ここでポールをマスターし来年のUTMFでは大きな武器として使えるようにしておきたい。そう思って重くなること承知で持ってきた。

ポールは上りだけでなく下りでも大活躍した。少し段差のあるところでも飛び降りるショックをかなり和らげた。

ポールと同時にヘッデンも点けた。その代わりポールで手が塞がるのでハンドライトはしまった。

ライトの明かり自体は問題ないがいつも眠気が襲ってくる。原因としてヘッデンのバンドで頭が締め付けられるのと僕のサングラスのレンズがイエローで明るいライトもワントーン暗く見えてしまうことかな、と思っていたが当日まで対策は出来なかった。奇しくもハセツネ後にクリアレンズは完成、早速ナイトランを試してみたい。腰ライトはブレが大きく気が散るということでやめたが工夫する余地はあったと思う。

さて、レースに戻る。

去年は笛吹峠あたりで水が切れて大変な思いをしたけど今回はかなり余裕があった。精神的な安心感とはこうも違うものかとついつい去年のことと比較してしまう。

また、笛吹峠からの上りパートでは去年はぬかるみで滑り落ちてくるランナーがたくさんいたが、今年は全然問題なしで拍子抜けした。前日からスタートまで散々降ったのに、だ。またまた去年本気でリタイアしたかった西原峠を何食わぬ顔でスルー。眠気も酷くなく順調。

西原峠を少し過ぎお腹がすいてきたのでテーブルのあるポイントで初めて座り込んでの補給。蒸しパンがスゴい形にカスタマイズされてたがお腹に入れてしまえば同じこと。かなり美味かったことを1ヶ月も経つ今でもハッキリ覚えてる。ここでは20分近く休んでしまうが焦らなかった。そもそもスタートラインに立つことが出来ただけでもありがたい。今の自分の力をしっかりと把握して無理させずにきたのだ。作戦通り、と言い聞かせる。蒸しパンの後はジェルを1発ブチ込み、眠気回避のためメガシャキを一気飲みした。蒸しパンからの3連発補給でカラダにアツい血が血管パンパンに流れ出すのがよく分かった。

カラダのダメージもメンタルのダメージも去年と比べると段違いで軽い。三頭山の避難小屋には体感的に意外と早く着いた。去年はここで水を求めて湧き水ポイントまで下りてロスしたけどその必要は無く補給出来る第2CPまでは十分もちそうだった。避難小屋をスルーして山頂を目指す。

三頭山避難小屋

実は、ずっとセーブして走っているので周りはよく見えてて普段六甲をナイトランする感覚で追い込まずにただただトレイルを楽しめた。去年とは全然違うハセツネを楽しんでるなぁ、と嬉しく感じながら走ってた。

三頭山山頂到着。2回目の休憩。ここから第2CPまでは下り基調なので一気に行ってしまってもよかったかな、と振り返ると思うがあの時の判断は間違ってなかったと思う。メンタル的にはまだまだOKだったけどカラダにはかなりキテた。去年のように道端で寝込んでしまうのは避けたい。

荒れた下りのトレイルで渋滞するのには少しイラッとして抜かそうか、とも思ったが抜かすのにはかなりパワーを消耗するし抜かした後もしっかり走らないといけないので、というダラシナイ理由で自重した。逆にそのプチ渋滞のおかげで呼吸が整うことで助かった。あれをムリしてたらタイムは縮まったろうけど最後までもたなかっただろうな。

第2CPまでの車道に出たりトレイルに再び入ったりという変化が少しイヤに感じるくらい確実に消耗してると感じた。

よーやく第2CP到着。9時間近くかかっている。ガチなら7時間半で通過するはずだった。最初の渋滞と2回の休憩を考慮すればこの日のコンディションでも8時間ジャストでも行けたかもな、と感じられる疲労度。

最初で最後の補給を受けられるエイドではハイドレに水を1.3リットル入れてもらいボトルに0.2リットルのポカリをもらった。

ランナーが50人前後ブルーシートに座って休憩してる。ここをスルーしたい気持ちはあったが御前山がかなり厳しかった記憶がありゆっくりした。

雨が降ってきたが気持ち良いくらいだった。食べるのに時間のかかる羊羹をやっつけた。ポカリをゴクリ。羊羹とポカリは合わないな、と残念な気分になったのを覚えてる。時計を見ると既に20分以上経過。少々休み過ぎたかなと反省。このエイドから再びトレイルに入るところでカメラ撮影があったよな、ポーズは?なんて考えてたが何故かカメラマンが居なくて最高のパフォーマンスは世に出ることが無くなってしまった(笑)

御前山までしっかり歩く。この辺りでポールが自分のカラダの一部のように感じられた。脚の力が確実に弱ってて少しよろける場面で変に踏ん張らなくても転倒したり無理な態勢になることはない。こういうコケそうなのを我慢するエネルギーってバカになんないからかなり効果あったと思う。御前山山頂をスルーし少し荒れた下りに入っても効果絶大。着地のショックをかなり吸収してくれた。

大ダワに着くとまずトイレに。後は大きいピークは大岳山くらい。このまま頑張ろう、とも思ったが気持ちが負けてしまった。何も補給は無いが明かりがあり、人がいて自動車もある。こんなにホッとするのは暗闇を走り続けるハセツネならでわか?ここでの休憩の誘惑には勝たなくてはいかんな、とコース的にも通過してしまうべきポイントだと強く反省。この日3個目の羊羹を取り出し頬張る。その他ジェルも流し込み10分強の休憩の後次に進む。

元気なら飛ばせるんだろうな、っていうややフラット気味なトレイルもジョグペースでしか走れない。やはり休憩すると走り出しは重くなるし疲労してる、って自覚することで余計に疲れるんだと思う。

カラダが動き出してくると今度は心拍数がいっぱいになる。自分の力の無さを痛感する。心拍数160弱を維持するのがしんどくなった。大岳山への急登直前の影で座り込みヘッデンを消して目を瞑った。

最後の羊羹を食べ、ジェルを搾り出す。

いくつものヘッデンの明かりが走り過ぎ大岳山へ上っていく。

折角抜かしても長く走り続けられないと結果こんなところで沢山抜かされる。動き続けること、動きながら休み補給しカラダの状態をチェックしながら進まないと強い結果は出ない。分かり切っていることをわざわざ復習してる気分になり腰を上げた。

大岳山でもポールはしまわずにそのまま持った。以前まで感じていた邪魔感は全く無い。荒れた岩場の下りで少しアドレナリンが出てそのまま御岳山まで走りきった。去年は第3CPの明かりが見えながらもダラダラ歩くことしかできなかったので走っていて嬉しかった。

御岳山で長谷川恒夫氏の石碑に一礼。周りのスタッフに拍手をもらい送り出される。日の出山まで頑張ったけど、心拍はもう150以上にはならない。よーやく日の出山山頂。

日の出山

キレイな夜景をチラっと眺め、すぐに下りに。でも、もう脚が完全に売り切れてた。。。モタモタして荒れた路面に対応出来ない。少しの上り返しでも歩いてしまう。下ってくるとかなり暑く感じられた。結局あと5kmのところで気分を変える為にウェアを2枚脱いでポールもしまった。どんどん夜景が近くに感じその内に石畳に出てきた。
もう少し。
前のランナーが飛ばす。
僕も飛ばす。飛ばせる!
アドレナリンが再び噴出。
怖がらずに積極的に下りを攻める。攻めれる!
すごく短い時間・距離だったけど全速力で走る楽しさを感じた。
全身に電気が走ってるんじゃないかという感覚はまた味わいたいものとしてカラダが記憶した。
前のランナーをパスし舗装路に出るとあとはゴールするのみ。深夜というのか早朝というのか一番街が静かになる午前4時、僕のハセツネは14時間54分という時を刻んで終わった。

ゴール1

帰ってこれた。

ゴール2

嬉しいのか、悔しいのか。ただ、ホッとした。

もう、何を感じていたのか思い出せない。

ゴール3

悔しさを感じられないことが悔しさなんだろうか?

得るものは多かったけどやはり自分の中ではハセツネをファンランするってスタイルはスッキリしないものがある。どうしても色々なものと比べてしまう。タイム、順位、過去の自分。。。

でも、ホンネはハセツネこそファンランして良いのかな、って。ほんとのファンランって全部出し切ってこそ、万全の準備が出来てこそ最高に楽しめるに違いないって。出し切れなかった、準備し損ねた、なんて悔やむのはやめよう。今回は十分楽しんだじゃないか。また次はもっと楽しいに違いない。

悔しさを感じられないこと。悪いことでもないかな。

約15時間のランの中で何を見たか?

ずっと自分と対話してゴールを目指した。

そしてゴールした。時計はしていたけどほとんど時間については意識しなかった。時計に追われるランはしなかった。自分の呼吸、血の流れ、筋肉の躍動を感じ、そしてそれがこのハセツネの起伏、風景、音、匂い・・・いろいろなものとリンクして深く記憶に残った。

今度ハセツネを走るのはいつか分からないけど動物的な感覚で、ありのままの自分で走りたいなぁと思う。

強いかどうかはどうでもいいや。

弱くても、それにウソをつかない走りができれば良いな。

最後に。2度目のハセツネ。走りきって思ったこと。

大会関係者の皆さま、地域の方々、一緒に走ったみんな、そして応援してくれたみんな…

ほんま、ありがとう♪

感謝しかないっすよ。

ハセツネ、いつまでも続いて欲しいな。





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第19回日本山岳耐久レース | コメント(12) | トラックバック(0) | 2011/11/17 07:51
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