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【レポるティバ壱】ハセツネ。よーいドン、ムシ・ムシ・ムシ☆

ども!ハセツネ完走レポ、よーやく書けそうです。

ハセツネ完走から4日経ちましたが、筋肉痛と全身の倦怠感、睡魔は尋常ではございません。如何に自分が苦しんだのか?ハセツネとはやはり日本最高峰のレースである、と思わせるコース設定と距離、開催時期。クソ暑い夏にいくら汗をかいたのか、それがモロに出るレースでした。

ハセツネ、って距離は71.5km。チェックポイント(CP)が3つ。

CP1(浅間峠22.6km、制限時間9時間)
CP2(月夜見山42.1km、制限時間15時間)
CP3(御岳山58.0km、制限時間21時間)
ゴール(五日市会館71.5km、制限時間24時間)

給水はCP2で水かポカリを1.5リットル補給できる、それだけ。食料は無し。飲食店、コンビニは当然無し。自分で携行することが必須。

完走するだけなら全行程歩きでも完走できそうな時間設定。それを各々の目標に向けて走るから色んなムチャが出てきてそれがドラマになる。誰一人同じハセツネは無いし、同一人物であっても同じレースは二度と出来ない。どんなに悔しい結果になろうが満足のいく結果になろうが、そんなもの一瞬の自分でしかない。逆に、その日その時の自分自身と自然との関わりというものが全てタイムとなって表れるんだと思う。どんなマラソンやトレランのレースでも同じことなんだけど、ハセツネはよりそれが鮮明に表れると思う。

それじゃ、レースの中身をレポるティバしていきます。まずは、スタート前。

いつも要領の悪いレオちゃんマンは受付を11時過ぎに済ませた後、会場でまだ最終のパッキングをやっていた。ハイドレーションの水がジャジャ漏れして、、、プチ騒動。そんな時にレイさんとnachiさんが応援に駆けつけてくれ素早くお水を調達してきてくれた。
IMGP2094.jpg
決して水遊びをしている訳ではなく、命の水を入れてます。なにせ、42kmまで補給できませんから、ね。水はハイドレに2リットル。ボトルに300入れました。べスパプロ4(80ml×4)を含め水分は2.6リットルってとこ。べスパプロは200mlのポカリのボトルに2つ分入れて携行。40ml毎に線が入ってるのでそれを目安に少しずつ摂取することに。補給はパワージェル5発をソフトフラスクに、サバスピットインリキッド4発、カロリーメイト4本、ミニ羊羹6本、ハチミツ150g(レモン果汁入り)、レイさんからの差し入れクッキー2枚、かおちんからの差し入れミックスフード(かりんとう、m&mチョコ、干しブドウ、おかき、ナッツの詰め合わせ)を持参。これでも足りないか?と思ったけどそこは身を削るとして、これでやりくりすることに。


じゃ、前置きとスタート前が長くなったのでそろそろスタートから。

今回は、CP1(浅間峠22.6km)まで。

タイトルにある『ムシ・ムシ・ムシ』、これがCP1まで僕を苦しめ続けたキーワード。ま、言い変えたら、言い訳ね(笑)

13時のスタートの合図で走りだす。ロスタイムはあまり無く1分程度ってとこ。スタート直後、kazuさんが「レオちゃんマーン!頑張って!」って叫んでくれた。おー、サプライズ。来てくれてたんだ~。

kazuさん撮影のスタート動画)

早くも同行のけんこう堂さんが元気にダッシュして消え去った。速い。僕は京都トレイルランナーのまっちゃさんの指示通り押さえ目に。でも、スタートからすぐ下り坂なので、自然と速くなる。それに周りもかなり速くトレイルに入ってからの渋滞も懸念されるので、焦りからかさらにスピードアップ。まずここでレースの雰囲気に飲まれたのかもしれない。
kaochinsatuei.jpg
(スタートから2km程のトレイルに入ったところでかおちん撮影)

ここで一つ目のムシ。

スタートの気温28℃、湿度80%のムシ暑さ。これですわ~。前日から朝方までの雨が上り、気温は急上昇。夏再来か?と思わせるような重たくて暑い空気感。これにやられた。レース開始から水を大量に摂取することになる。心拍も普段よりも高く170前後を行ったり来たり。前方が渋滞しかけてるので流れに合わせる。それにしても何故か気分がネガティブ。変電所の横を走り、異常なまでに『電磁波でやられるんじゃないか?』と心配した。変電所を過ぎ、今熊神社の階段を急登。想定ではこのあたりは楽に気持ち良く走るつもりだったのに。かなり無理してる状況。ただ、脚への負荷が少ないように、タマゴを地面に置くような感覚で足を置いていった。

7kmの予備関門の入山峠の手前で2つ目のムシに襲われる。

リアル、ムシ。ハチである。。。正確には見ていないのでハチなのかアブなのか分からないけど、刺す系の奴に違いない。左膝の少し上の内側をブスっとやられた。痛い。かなりトンガッた痛さでブスっとやられたので周りがビックリするくらい『痛っ!!』って叫んだ。一瞬の痛みなら忘れることができるけど地味に痛い。刺された箇所はふくれてくるし、ヤバい。ポイズンリザーブ忘れた。ちゃう、リムーバや。リザーブしてる場合じゃない、なんて本気でアホなツッコミを自分で入れながら、少しでも毒が出るように刺された箇所を摘まんでギューって絞る。でも、吸わないと出ないんかな?ただツネッて痛くなっただけでした。これから山奥に入っていくけど大丈夫か?毒はどれ程のものだろう?普通にしてたら死なないものも、走ってたら回りが早くなって良くないのでは?ハチミツとかべスパプロとか携行してるから敵と思われたのか?などなど、もうパニック状態。集中なんて出来ない。

地図上ではなだらかで走りやすいトレイルを想像していただけに予想以上にアップダウンが激しく連続し小山も続く。早くも10km過ぎの市道山付近で全身にいやーな倦怠感が出てきた。サロマでの30km付近とよく似ている。軽い脱水か?水は取っているけど、足りないのか?塩か?早めに練り梅をなめる。明らかに動揺しっぱなし。落ち着け、落ち着こう。一旦、立ち止まり切り株に腰を下ろしてレイさんからもらったクッキーを食べたり、深呼吸したり。ここで3つ目のムシ。弱虫。弱気のムシである。結構水を飲むペースが早い分、給水できる42kmまで持たないと判断、もう少し先の15kmの醍醐丸か22kmのCP1でリタイヤしようか、なんてことも頭をよぎった。迷う。リアルに水切れしてぶっ倒れても救助される保証はないし、これから山深く入っていくのにこの状態は良くない。

ハセツネで初リタイアなら本望か?

何度もリタイアのギリギリを掻い潜ってきた。2008年のサロマ、四万十、2009年の京都一周、2010年、レースではないけど奈良・大峯。全部諦めなかった。
ここでやめます、って言ってもリタイヤできる場所までは自力で動かないといけない。とりあえずは前に進もう。そうこうしているうちにランナーはどんどん通過していく。休憩10分、よーやく腰を上げる。

走りだし、急な坂を上ると歓声が聞こえてきた。応援がいる。もしかしたらB2Rのやっさんはいるのか?いた!いてくれた!くぅ~泣ける。やっさんが、『相馬さんは1時間前に通過したよ。まだ追いつける。』って言ってくれた。よりによってトップランナーの相馬さんを引き合いにだすなんて、バカだな~って思いながらも癒された。やめたい気分はとりあえず先送りされた格好で前に進む。15km醍醐丸到着の映像をB2Rのやっさんの操作ミスという偶然から動画が残っていたので拝借します。


やっさん、ありがとう。君がいてくれて前に進めたよ。

そこから連行峰、生藤山、熊倉山を過ぎて少し下ってCP1浅間峠22.6kmに到着。4時間14分。想定よりも30分も遅い。醍醐丸からはほとんど覚えていない(笑)ただ、進むのみ。この時点でタイムは一切気にならなくなった。とにかくどーやって生き抜くか?ゴールに辿り着くか。そしてラストの金毘羅尾根を爆走できるように力を残せるか?下りで脚を使わないように優しく速く、これを意識して。

スタートから、ムシ暑さ、ムシ刺され、自分の弱気のムシにやられ、揺さぶられ、でも友に支えられたCP1。

これから20km、給水のあるCP2月夜見山まではコース最高峰の三頭山が鎮座する。

レオちゃんマン。僕の命運はここまでか?

(続く・・・)




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第18回日本山岳耐久レース | コメント(12) | トラックバック(0) | 2010/10/15 04:34
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